2014年12月24日水曜日

「あり方検討」の問題点(1) 見学者やボランティアの意見を聞いたのか?

板橋区は、ホタル生態環境館の今後の方針を決めるために、「あり方検討」を行い、その結果を2014年5月14日に公開しました。



まず最初に思わず笑ってしまうのは、「平成25年1月」を「平25年1月」と書き間違えている点です。この間違いは公開された当初からあるのですが、いまだに修正されていません。間違いが起こるのは仕方ないと思いますが、それを放置しておくのはとても恥ずかしいですね。

上記概要にあるように、元々、行政評価で指摘されてきたホタル館の問題は、「施設の老朽化」と「ホタル飼育技術の継承の難しさ」の2点だったことは心に留めておきましょう。

さて、今回指摘したいのは、以下の「検討経過」に見える問題点です。8月から10月にかけて、他所のホタル飼育施設を連続して調査・視察しています。ところが、6月から7月にかけて6日間開かれていた、ホタル館の夜間公開を調査・視察していないのです! 1万人が見学に訪れるという夜間公開を手伝いに行って、見学者の感想やボランティアの苦労話に耳を傾けようとは思わなかったのでしょうか!? 実際に見学した人や運営を手伝っている人の意見は最も貴重なデータではないのでしょうか?



ホタル館の2013年の夜間公開は以下のように実施されました。

  • ゲンジボタル:6月14日(金)~16日(日)
  • ヘイケボタル:7月13日(土)~15日(祝)
  • 公開時間:19時30分 ~ 21時30分 (雨天決行)
  • 見学料金:無料です。当日、直接会場にお越し下さい。18時30分から 現地で当日の入場整理券を配布します。(各日先着2,000人)

夜間公開は、毎年合計で1万人の見学者が訪れるたいへん人気のあるイベントでした(2014年から中止になってしまいましたが)。せせらぎのあるガラスハウスの中を発光しながら舞うホタルを見学するという単純な催しですが、かつて見たこともない体験だと感じられるためか、見学者からは高い評価を得ていました。例えば、「ホタルのハウス内をぐるっと一周するのに3分もなかったぐらいだったけど、すっげえわ。超鳥肌立った。あんなにも幻想的だとは。」「ホタルすごかった!あんなの生まれて初めて見たー!」という感想がTwitterに寄せられていました。また、運営には多くのボランティアが参加していました。この様子は以下の動画に良く表現されています。


「あり方検討」をすると言いながら、見学者や運営に協力していたボランティアに意見を聞こうとはしない姿勢が、今回の「あり方検討」の実態を良く表していると思います。最初から現場の意見など聞くつもりはなく、最初からシナリオを決めて、その通りに事を運んだのではないでしょうか? 板橋区の行政の「あり方」に大いに疑問を感じます。

以上

1 件のコメント:

  1. 毎回アップされる度に読ませていただいています。
    普通では気付かない点に注目し、このブログに残していることに感銘を受けております。板橋区ホタル生態環境館の素晴らしさを体験した1人として、このような行政(施設を守り続けて来た職員ではありません)による隠蔽や捏造という不正・暴挙を明らかにしなくてはいけないと思っています。

    結びに書かれている「見学者や運営に協力していたボランティアに意見を聞こうとはしない姿勢」とありますが、明らかに昨年平成25年5月・6月の「担当者との打合せ」とありますが、ここには20年以上施設を管理してきた職員は含まれていないのではないでしょうか?仮にメンバーに入っているなら、1月27日の乱暴な調査はなかったですよね!

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